不妊治療 男性 精液検査 運動率

精液検査で測る運動率とはどのようなもの?

男性不妊症の診断や治療をする際に行われる精液検査。

肉眼所見や精液量といった検査を行い精子に異常がないかをチェックしますが、その検査項目の一つに精子運動率がまずあります。

運動率とは具体的に何を測るのでしょうか。

また、基準の数値はいくつなのでしょうか。

運動率を平均より上げることは可能か?

ここでの運動率はその言葉の通り、精子が体内でどれくらい運動しているかを数値として測るものです。

男性の体内にはたくさんの精子が存在していますが、精液検査では、その精子のうち、まっすぐと泳ぐ精子が何割いるのかを、ここでまずは最初に出来る限り測ります。

運動率は人によって一定ではなく、生活習慣によっても日々大きく変化するものです。

仕事のストレスや疲労が溜まっていたり、体調不良を起こしたりしていれば、これが男性の精液検査の結果にも違いが出てきます。

また、不妊治療は不規則な生活習慣を送っている場合も運動率が下がりやすいと言われているため、普段から本当に注意が必要です。

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妊娠に必要な運動率はどれくらい?

妊娠に必要な基準値は何パーセントなのでしょうか。

医学的には、運動率が最低でも32%以上ないと自然妊娠は困難だと言われています。

20代男性における平均値は68%以上で、正常に妊娠するためには運動率50%以上あると不妊治療では理想です。

つまり、運動率が40%を下回ってくるようだったら不妊の心配が出てきます。

運動率は加齢とともに低下していくものなので、高齢になればなるほど妊娠はしにくくなってくるでしょう。

男性の場合は、30代から少しずつホルモンの分泌量が下がり、40歳から50歳になると生殖能力の低下が見られます。

ただし、運動率と妊娠率には個人差はあります。

運動率が高くても妊娠できないケースもありますし、反対に、運動率が多少低くても妊娠できるケースもあるのです。

高かったからと言って安心、低いから諦めるのではなく、まずは不妊治療の一つの指標として知っておくとかなり良いでしょう。

著しい運動率の低下「精子無力症」

精子の運動率が非常に低い状態を「精子無力症」と言います。

正常に動く精子が50%未満、まっすぐ活発に前進する精子の運動率が20%以下になってしまう症状で、妊娠に必要とされる運動率32%を大幅に下回ります。

ほとんどの要因は先天的なものですが、過去におたふくかぜや前立腺炎などを患ったことがある場合、それが症状を引き起こす原因となることもあるようです。

精子無力症に男性がなると自然妊娠が非常に難しく、体外受精などによる妊娠を進められることが多いです。

ただし、病院に不妊治療を相談すれば、薬物や手術による治療も行ってくれます。

精索静脈瘤手術の手術を行うと、自然妊娠の可能性が約3倍も上がると言われています。

不妊治療に努めることで自然妊娠の可能性も高まりますので、男性も諦めずに治療を続けてみましょう。

基準値より運動率が低かったらどうする?

運動率が低かった場合は、まず生活習慣を改めることから男性の不妊治療は始めましょう。

先に紹介したように、不規則な生活習慣や日常生活におけるストレスは、運動率の低下を招きます。

精液検査をした時に体調不良を起こしていれば、検査結果にも大きく影響されます。

不調を感じる場合には、まず生活習慣を見直してみましょう。

お酒やたばこは、運動率低下を引き起こす原因の一つとされています。

女性の妊娠中のタバコがご法度というのは誰しも知っていることですが、不妊治療をする男性にとっても精子への悪影響は少なくありません。

勃起不全の原因にもなると言われているので、普段から量の多い方は控えた方が良いでしょう。

ストレス解消のために、適度なトレーニングを取り入れるのも対策の一つ。

運動不足による筋力の低下やエネルギー消費量の低下は、男性不妊を引き起こす要因です。

日頃の運動不足を感じている方は、ウォーキングや簡単な筋トレなど、適度なエクササイズを取り入れてみると言いでしょう。

運動率の検査で基準値より低くても諦めない事

精液検査の際にわかる運動率は、生活習慣の中でも改善できる点が多くあります。

まずは普段の生活を見直し、それでも改善されないようであれば病院で相談するなど、男性の不妊治療は適切な方法で対処していきましょう。